感染予防×TBS
GONAは東京のどんなクラブよりもCOVID-19について向き合ってきました。
何に向き合ってきたかって?
それは、子ども達の笑顔を獲得するためにはコロナとどうやって付き合っていくべきか?
隅々まで感染予防対策を講じました。
だから、安心安全が確保されてない状況で、全都に渡り行われる公式戦は勇気を出して辞退したんです。
ビックリでしょ?サッカークラブがサッカー大会でないんだもん。でも、GONAには大事なものがあったんです。それは、GONAっ子の笑顔。
きっと、彼らが生きていく上で、これ以上のウィルスに苛まれることもあるかもしれない。天才に苦しむ時があるかもしれない。そんな時、GONAはコロナの時にこんな行動をとってくれた!って思い出してくれるんじゃないか?って考えた。だから、中途半端な姿勢で大会に出る!って言うのは彼らの笑顔に対する侮辱だ。
でも、中学3年生にしてみれば、入団してから「関東大会に出場しよう」を合言葉に頑張ってきたし、本当に強くイイチームが出来上がってきてた。だから、正直なところコーチ達も悩んだ。泣きながら悩んだ。
ついつい、出場しようとすらした。
涙ながらに決断し、出場辞退を中学3年生に伝えた。
すると、思春期で反抗期な年頃の彼らです。食いついて来る子の1人や2人が出てくることも覚悟してました。自暴自棄になりドロップアウトしてしまう子も出てくるかな?って考えました。苦しかった。
なのに、彼らは全員が前を向いていた。
保護者も誰一人として異を唱えず、むしろたくさんの賛辞や励ましの声を頂戴した。
とあるママは、何の気なしに「大会出ないんだってね?残念だね〜」って息子に言うと
「それだから母ちゃんはダメなんだよなぁ〜わかってないなぁ〜」って息子にたしなめられたと言うんです。
そんな、コロナな時代に生まれた選手達が、どんな日々を過ごしているのか?とTBSから取材を受けることになった。僕らがとった行動が間違ってなかったことが証明された気さえした。
コロナな時代の中学3年生のラストゲームを取材してくれるのだそうな。
ラストゲームは11月3日 vsサルヴァトーレさん。